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大放言で百田尚樹の面白さを知った。同時に物書きとしての立場の厳しさを知った。記事を書く者として心構えを教えてくれた。

大放言 (新潮新書)

daihougen

 

百田尚樹

テレビでチョコチョコ見かける人。

 

そんな程度の認識しか無かったのですが

本書を読んで感じたこと。

 

「この人おもしろい!」

 

探偵ナイトスクープに関わっている方

というのはなんとなく知ってはいた。

 

たかじんのそこまで言って委員会にも

時々ゲスト扱いで出演していたのも

いつか忘れたが見たことがある。

 

なるほど、この人はこんなに世間に

物議を醸し出している人なんだ!

と、あらためて知った。

 

そして、いっぺんにファンになった。

 

本書「大放言」に書かれている

一言一言がいちいちごもっともだし

行動力もある。

 

そんな人がいたら、ファンになるのは

自分としたら当然のなりゆき。

 

百田尚樹さんは関西出身とのこと。

 

自分自身も関西出身なのでフィーリング

が合うのは当然かも知れない。

 

さらに同じ大阪市出身

ディープなところも同じ。

 

面白くなければいけないと考えるのも

同じ関西人としてよくわかる。

 

歯に衣を着せない発言は

読者にもある種ダメージを与える。

 

ダイレクトな発言を、問題提起として

捉えるか、自分には関係ないと無視を

決め込むかは自由。

 

でも、こんなストレートな発言者の言葉

を無視するのはもったいない。

 

レビューを書く時は、毎回、面白かった

部分をピックアップして書いていくのが

お決まりだが、本書はその作業は困難。

 

なぜなら、全部が全部面白くて

チョイスしにくいのが本音

 

それでもあえてここでとりあげるなら

「現代の若きバカものたちへ」かな。

 

若者の中でも「バカ」呼ばわりしている

一部の愚か者について言明している。

 

しかし、ここに書かれている若者に向け

書かれている内容は若者だから「バカ」

ですんでいるかもしれない。

 

同じ内容のことを、中年以降の人間も

やっているかもしれない。

 

中年以降の人間がやっていると、それは

「救いようがない」と思われるのでは?

 

「ブログで食べたものを書くバカ」とも

あるが、バカと分類されないように

書いていかないといけない。

 

バカにされるかどうかは、

稼げるかどうかに掛かっていると思う。

 

「やればできる」発言も自分の親が

酒に酔ってよく言っていた。

 

そして自分の親に

「んじゃ、やれば?」

なんて発言していた。

 

自分自身にとって親は反面教師。

「んじゃ、やれば?」

 

今の自分に叩きつける言葉でもある。

 

社会の現代(いま)を書いているので

心にスッと入ってくる感じ。

 

筆者と自分自身の感覚が似ているから

というのも一因だと思う。

 

韓国との問題や民主党時代の問題。

 

政治や障害者などのタブーにも触れて

炎上上等の姿勢でのぞまれてる。

 

若者に向けてと言うよりは

中年以降のおじさんに向けての本。

 

決めつけて悪いかも知れないが本書の

題名と内容と同じように大放言を

笑って許してくれ事を望む。(笑)

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