一度、転職を経験した人間としては
転職した事には後悔はない。
自分が働いていた会社の人間関係は
付き合いも長く比較的良好だった。
会社が買収されたため労働環境が変わり
とても経営を考えてるとは思えない状況に
会社を離れざるを得なくなってしまった。
できれば長く親しんだ職場で最期まで
働きたかったのが本音。
その時に転職する事で悩んだ事と照らし
合わせてこの本を読んでみた。
本書の題名に39の質問と書かれています。
5つのキャプチャーで大きく分けて
それぞれ細かく分けられています。
キャプチャー
- 「辞めたい気持ち」をもう一度問い直してみよう
- あなたが勘違いしている会社の本音と本質
- 会社と書面から向き合えば意識が変わる
- どんな会社でも結果を出せる人はこう考える
- これからの行動があなたの仕事人生を大きく変える
1.ではいきなり
「転職するほど給料が下がるという現実を知っているか?
と言う質問から入ってきます。
はい、自分も収入は下がりました。
しかし、以前の職場は倒産の危機で
収入についての選択肢はほぼ無かったと
いってよかった。
まあ、転職先と交渉はしていたので
実労時間を考えるとトントンぐらいですが。
「ノマド」「フリー」「起業」に
あこがれているだけじゃないか?
これ、なかなかズバッ!と心にきます。
本書の中で一番心に刺さったかも?
たぶん、今の職場で給料に対して文句を
言わなければ食べてはいける。
しかし、先を見据えた人や楽しんで仕事を
している人が周りに居てるかと言うと
正直疑問が残る。
周りの人が楽しそうに働いていれば
今の職場が行けてないと思っている自分は
単純にワガママなだけと思います。
周りが楽しそうでない以上、会社にしがみ
ついて働かなくても良いようにしないと。
それは心に堅く誓っております。
「ポータブル」なスキルを持っているか?
本書には以下のように書かれています。
仕事に対する思想、考え方、取り組み姿勢
など、コアな部分に関すること。
これは自立して仕事をする人間にとっては
必須条件かもしれません。
自問自答の苦手な人は自分の気持ちに
気付く事が不得意な人がいます。
それは自分をどう見つめ直して良いか
分からないからでしょう。
そんな人も39の具体的な質問で
自分と対話ができます。
たくさん自分に質問する事によって
自分がどうしたい見えてくると思います。
本書は会社を辞めたいと思う気持ちが
浮ついた気持ちで考えている人に対して
厳しく聞こえて来るかもしれません。
浮ついていない人でも自分を見つめ直す
良い切っ掛けになると思います。