お客を取ってくることができれば
仕事をするにことかかない。
企業を含めて、顧客を獲得する事に
日々、努力している。
仕事をするにあたっては、その時代に
あった道具や方法があるかも知れない。
しかし、営業とはいつの時代も対人。
営業する相手は人間。
そんなの「当たり前」と言われるかも
しれないが相手を説得するためには
相手の心を動かさないといけない。
一般家庭の人も企業の人も、どちらも
顧客になってもらうには相手に納得して
もらわなければならない。
私はどうして販売外交に成功したか (Life & business series)
本書は、そんな対人方法論としての本。
相手に商品を販売しようとすれば
それを販売する者の「熱意」が必要。
売る人間に自分の熱意が伝わらないと
相手に何も伝わらない。
やる気のなさは、熱意がなくても
伝わりますが。(汗)
本書は50年以上前の本。
今も変わらない人への販売方法の真実が
書かれているので少しも色褪せない。
古くても古さを感じさせない本は
普遍の事実が書かれているから。
販売の教科書は、人生の教科書と同等。
あの「人を動かす」で有名な
デールカーネギー推薦の書。
本書の内容は販売について書かれていて
まずは、販売員の熱意が必要と書かれて
おり、そこから技術論が書かれている。
相手を知ることも大事だが自分自身の
管理監督も大事。
これって、耳の痛い人も多いと思うが
書いている自分自身もダメージ大。(笑)
日々のやっつけ仕事が多く、仕事後の
振り返りチェックができていない。
販売相手が反対したら対抗せずに
質問することに徹する。
これなんかは、相手の自尊心も傷つけず
上手く話を持っていくテクニック。
同じ様に聞き上手も優秀な販売員がする
テクニックの1つ。
他にもこうすれば必ず成功する
販売技術の活用法が書かれている。
- 面会の約束をする
- 準備をすること
- 主なる論点を考える
- 主な論点を書きとめておく
- 質問を発すること
- ダイナマイトを爆発させること
- 恐怖心を起こさせること
- 信用を得ること
- 相手の能力について正直な評価をすること
- 必ず商談が成立すると信ずること
- 対談中にはあなたという言葉を使うこと
他にも実際の体験を元に商談の極意と
体験談を語ってくれてます。
なぜそれをするのか?または、
なぜそれをしてはいけないのか?
体験に基づく理由が書いてあるので
販売技術のノウハウが頭の中に
入ってきやすい。
本当にたくさんの学ぶべきことが
本書には詰まっています。
販売で、なかなか結果が出ない人は
本書に学ぶべき点は多いはず。
販売術に限らず、他の仕事術としても
たいへん参考になります。
本書を読めば、働き方も良い方向に行く
のは実感できるのではないでしょうか?