ゆずの里 水尾
京都の愛宕山(あたごやま)には山頂に
愛宕神社があり参拝者も含めて登山者に
人気のスポット。
登山するのにメジャーな入り口は清滝。
バイクで行ける入り口はないかと
愛宕山周辺をドライブしてみた。
走ったのは国道50号線。
摂津峡あたりから日吉ダムの南東側にある
神吉池(廻り田池)まで走った。
結論としては良い登山道への入り口は
見つからなかったが、愛宕山周辺での
地域の雰囲気を記録しておく。
保津峡からひたすら山道の50号線を走ると
ゆずの里である「水尾」が出現。
どうやらゆずで有名な土地らしい。
こんな山奥にプチ観光地っぽいところが
あるなんて、さすが京都は秘境が多い。
愛宕神社への表記もある。
どうやらこの水原からでも参拝できるようだ。
しかし、気軽に駐車できるところがない。残念!
どうみても秘境っぽい地域なのだが
小学校がちゃんとあった。
京都市立水尾小学校
こんなところに小学校があるなんて!
子供はいるのかなあと思っていたが
やはり休校になっている。
調べてみると2002年から休校だそう。
廃校にはなっていないのが救いか。
今は村人の会合で使っていそうな校舎。
人の気配がしましたし、校舎が綺麗だったので
地元民が手入れをしているのでしょう。
小学校の敷地を通って奥のお寺に通じた
道になっていそうなので校舎前で小休止。
校舎の真ん前でバイクを停めての昼食。
学校の敷地内に町の消防分団とおぼしき
器具庫が設置されている。
校舎前には石でできたモノがいくつかある。
今は町中で見かけなくなった二宮金次郎像。
歩きスマホと同じで、歩きながらの読書は
危ないという理由でなくなったらしい。
それを考えると、この小学校は時間が
止まっているとも言える。
これはなんだろう?
太陽の動き観察台と書いてある。
だいぶ朽ち果てていますが朝礼台。
もう、階段部分が無くなっている。
朝礼台の前が運動場だったのでしょう。
そのグラウンドの奥にお寺があります。
小学校とお寺が同じ敷地内にあるのは
その土地の結びつきの強さを感じる。
校舎の周りをぐるっと回ってみた。
校舎は一つで、それほど大きくない。
道路を挟んで向かい側にプールがある。
これほど細いプールは見たことが無い。
これはこれで味がある。
水尾の里には他にも面白い建物があった。
前から見ると立派な作りの家に見える。
横から見ると奥行きのない立派な壁のような
建物がある。
建物の中がどうなっているか気になる。
これはネタとして探偵ナイトスクープに
依頼してみようかな。(笑)
水尾を後にして先へ進むと水尾と似たような
集落があり、またしても小学校がある。
水尾と違うのは、ここの学校は授業中。
廃校になっていない。
さらに少し進むと茅葺き屋根の建物が
目を引いたので寄り道。
河原家住宅(かわらけじゅうたく)
どうやら京都市登録の有形文化財だそう。
中に入れないのはなんとも残念。
だいぶ建物が傷んでいるが管理されている
形跡はあまりなさそう。
河原家住宅を後にし、さらに先へ進むと
結果的に今回のゴール地点となる大きな池
神吉池(かみよしいけ)に到着。
バス停はあるが、バスの時間は表記の通り
1日に数本しかバスは来ません。
日吉ダムの東南に位置しており
別名「廻り田池」と呼ばれています。
もともとあった池である神吉池を農業用に
アースダムを作って広大な池にして
「ため池」として使われているそう。
ため池とは思えない大きさと綺麗さ。
神吉池はため池として使われているので
冬のシーズンは「水抜き」が行われ
広大な地層が見られるとのこと。
今度は水抜きした時期に行ってみよう。
国道50号線