西野カナの歌にもあった「トリセツ」。
それだけ女性の扱いが難しい事がわかる。
男から見たら理不尽な怒り。
コロコロ変わる機嫌。
ワガママかと思えば寛容。
好きと言って数分もたたない内に
同じ口で嫌いと言う。
一緒にいたら男性はもうボロボロ。(笑)
たぶん世の中の男性たちは
女性の取り扱い説明書を欲しがってる。
たぶんコレ間違いない!(笑)
そんな声を知ってか知らずか
妻のトリセツが発売されていた。
読んでみると、目からウロコがポロポロと
落ちるほどの感動を与えてくれた。
これ以上の女性用取扱説明書は
無いのではないと断言できる。
本の執筆者は脳科学者の黒川伊保子さん。
筆者自身が女性で理系あるので
理路整然と書かれていて読みやすい。
女性脳の仕組みを前提に書かれており
妻の不機嫌や怒りの理由を解説。
さらに、夫側から見た対策が書かれていて
いたれりつくせりの内容。
プロの夫になるための方法が事細かく
丁寧に書かれている。
それでもプロ夫業をこなしたとしても
妻から放たれる弾を10発から5発にする
くらいがせいぜい。
妻からの怒りの弾幕をかいくぐって
生きていくためには女性脳を理解する事。
筆者は女性脳を理解すれば女性を扱うのは
それほど難しくないと言っているように
思えてしまう。
本書を完読したら感想は2つに分かれる。
女性の気持ちがわかって納得するか
やっぱり女ってめんどくさいのどちらか。
はっきり言おう。
納得すればするほど「めんでくさい」。
本書を読んで女性脳の事は納得できた。
その上で相手をしようとすると
男はボロボロになってしまう。
理解できていなくてもボロボロになり
理解してもボロボロになる。
なるほど、冒頭で書かれていた
妻から放たれる弾を10発から5発にする
くらいがせいぜい。の言葉。
女性を理解すればダメージはマシになる。
女性の言葉を訳してくれているところは
男性にとっては本当に本当にめんどくさい。
特に心と裏腹なことを言われた時。
翻訳してくれているページがあるが
見事な翻訳に感心してしまう。
Gerd AltmannによるPixabayからの画像
と同時にめんどくささで脱力する。(汗)
しかし、それが許せるか許せないかで
愛してるかどうかも分かる。
結局、女性の行動というのは
愛をもらいたがっている。
それが分かれば、多少は相手を
愛おしく思うことができる。
妻のトリセツと書かれているが
女性のトリセツと言い換えても良い。
好きな人と仲良くなりたい。
いつも女性を怒らせてしまう人。
女性からの攻撃を少しでも和らげたい。
そんな対女性に関するトリセツとして
本書は必須ではないかと思われる。