マフィアの仕事術は現代のビジネスマンにも通じるビジネス書。同時に気持ちよく生きていける人生の指南書でもあります。

マフィアの仕事術。

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普通の社会に身を置いている人間は

はっきり言ってピンとこない。

 

国外のイタリアだからという事もあるが。

 

身近な例で例えると

マフィアの世界=ヤクザの世界

これくらいの想像力が精一杯。

 

自分の体を張って命のやり取りを

してきたんだろうな。

 

そんな切った張ったの世界の住人は

シノギの大きさが貫目というか

ヤクザの力量でもある。

 

マフィアも同じで先立つものが無ければ

食っていくことも出来ないし

ましてや恐れられることもない。

 

普通のサラリーマンしか経験したことの

無い人間としては興味津々。

 

そんな思いで本書を読んでみる。

 

筆者の考え方の根本は二つ。

マキュベリかソロモンのどちらを選ぶか。

 

本書に出てくるマキュベリは

有名な君主論を書かれた元外交官。

 

君主論はかなり有名な本。

 

「誰のどんな行動も、結果によって

判断される」などの思考を基準とする。

 

マフィアにとっては結果が全て。

 

マキュベリの君主論は

マフィアにとってバイブルらしい。

 

他にも

残酷で非常な行為を繰り返さないために

一撃でしとめるべし

 

軽い傷を負わせただけではしかえしされる

恐れがある。攻撃する時は、復讐される

心配がなくなるまで徹底して攻めるべきだ

 

ダメージは一撃で与えよ。相手の苦しみは

減り、反撃もされにくい。

 

恩恵は少しずつ与えよ。そうすれば、

ありがたみを長く味あわせられる

 

愛されるよりも恐れられるほうが安全

 

上記のように、たくさんの過激な事が

書かれており結構キツイ。

 

まあ、ザックリ言って人々の統治方法を

恐怖で統制するやり方。

 

筆者はマキュベリのやり方考え方に対して

「手段を選ばずして成功して、

それが何になる」

と否定しています。

 

対して、本当に成功したいのであれば

ソロモンの教えに学ぶよう書いています。

 

マキュベリの考え方に比べて

ソロモンの教えはどう違うのか?

 

事業の成功のカギは以下の3つ。

「誠実さ」『高潔さ」「勤勉」

 

マキュベリが結果のみを重視しているのに

比べると、事業や人に対する姿勢の方に

重きを置かれていると感じる。

 

結果のみを求める事に比べると

信頼を得る仕事の仕方を推奨している。

 

もちろん、結果をださないと相手からは

信頼も何も得られない。

 

当然結果を出すのは当たり前の上で

3つの成功のカギについて触れている。

 

マキュベリの考え方もソロモンの教えも

どちらも一長一短の所がある。

 

ビジネスを行う上ではなおのこと。

どちらも参考になります。

 

しかし、筆者はどちらの良いとこ取りを

することはできないと書いています。

 

マキュベリの教えにしたがってマフィアで

生きてきた筆者が、人々に愛される考えの

ソロモンの教え推奨するのは感慨深い。

 

人生を幸せにするためにはどうしたら

良いかを本書で問うてきます。

 

どうすれば心から楽しく生きていけるか

本書からヒントをもられる良書。

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