発達障害サバイバルガイド
仕事をするのはもちろんのこと
常生活を送るのでさえ大変である
発達障害(ADHD/注意欠如・多動症)を持つ筆者。
この本は発達障害である筆者が
「よりラクな、より快適な、より優雅な」生活を
目指す本でもあります。
「よりラクな、より快適な、より優雅な」生活を
サバイバルガイドと定義付けしている。
サバイバルというと何やら大変ですが
世間一般んで考えられているのとは違う。
本書で書かれているサバイバルの定義は
「よりラクな、より快適な、より優雅な」生活。
自分を追い込まず肩肘張らずに生きていこうと
訴えかけている。
仕事どころか日常生活に支障をきたす筆者が
生活するためのハウツー本。
そこには障害を持たない人にも行動するための
参考になる知恵が多数書かれている。
やることがあっても動けない人。
やろうと思ってもできない人。
無理をせずに行動するためのノウハウが
本書には詰め込まれています。
よくある理想しか書いていない自己啓発本とは
一線を画している。
- 快適な生活を手に入れるための生活環境
- 生きるためには必須と言われているお金
- 今の自分を形作っている習慣
- コロナで注目されている在宅ワーク
- 身だしなみについての服
- 可能な限り簡易にする食事
- 休日での休息の取り方
それぞれが常識とは違った筆者独自の切り口で
書かれていますが、かなり納得させられる内容。
自分が感心した項目を本書からいくつか抜粋。
「仕事を手助けする」道具ではなく
「仕事を任せる」道具を買おう
上記なんかは考えさせられる。
普通の人は、自分が使うために
「便利な道具」を手にいれることを考える。
ADHDの人には先伸ばし癖が多いと言いますが
それは一般の人にも見られるのでは?
そんな先伸ばしグセがある人には
洗い物を入れるだけ完了する食洗機は、まさに
「仕事を任せる」電気製品。
手間がほとんどかからないのがポイント。
自分が頑張らずにすむ道具を考える。
もちろん自分を助けてくれる道具も必要。
健康のために寝具にお金をかけるのも必要。
在宅ワークをしている人は机や椅子
パソコンなどにこだわって体や精神に
負担をかけないことも大事。
仕事に向かう意識を向けるためにも
机の存在はバカにできません。
私事だと本書で紹介されている
分離型キーボードを購入予定。
残念ながら本書で紹介されているキーボードは
新型にとって変わられていて販売は中止。
新しいキーボードを検討中。
キーボードの本体価格が2万円近くするので
慎重になってしまう。(汗)
しかし、日々使うものはとても大事。
多少値段が高価だと感じても、
体への負担が少なくなるのなら課金すべき。
自分自身が腰椎を骨折したりして
布団の重要性を痛感している。
寝具の重要性について書かれている
ことについては納得。
車中泊をよくしますが日常で使っている布団を
車の中に持ち込んでる。
宿泊をともなうキャンプやバーベキューが
楽しくなるかどうかは、気持ちの良い睡眠が
とれるかどうかも関わってくる。
他にも「無駄」を省くための工夫も独自の視点。
料理については考えさせられること多数。
料理の基本を「真実と本音」を交えて
わかりやすく書かれている。
簡単に美味しい料理が作れて食べられたら
忙しい日常生活にハリと潤いができる。
毎日が忙しいサラリーマンには参考になる
考え方や行動方法が多数書かれている。
本書を少しでも参考に行動すれば
少しは忙しい日常から解放される。
そうすると、自分の楽しい時間を味わえる。