白血病治療の新薬「キムリア」について。
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Stefan SchweihoferによるPixabayからの画像
白血病患者の治療に有効なキムリアが
注目されています。
厚労省の発表から約1ヶ月たって
少し落ち着いてきた感じがあるので
記事にしてみました。
ノバルティス ファーマ株式会社(本社スイス)
上記会社の製品であるキムリアが
日本で公的医療保険の適用対象に
「なること」が決まった。
公的価格は3349万3407円。
朝日新聞DIGIRALより
将来の治療に保険が利くようになるので
患者は治療が受けやすくなる。
個人的には白血病とひとくくりにしていて
まるで白血病の万能薬のイメージ。
ここで白血病って何?と思いませんか?
白血病
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E8%A1%80%E7%97%85
wikiより
白血病はザックリと2つに分けられます。
骨髄性白血病とリンパ性白血病。
主にマスコミの発表は白血病となってる。
しかし、よく見ると認可が下りたのは
白血病ではなく白血病の一部。
再発又は難治性のCD19陽性のB細胞性急性リンパ芽球性白血病(B-ALL)および再発又は難治性のCD19 陽性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)を対象
骨髄性白血病とリンパ性白血病と
2種類あるが、文字通りリンパとある
リンパ性白血病の一方だけ。
おそらく、治療効果もほとんどリンパ性の
ものだけと思われる。
それでも、治療予後の悪いリンパ系の
治療薬として保険が適用されるのは
治療効果を考えても画期的。
実際投与するのは点滴での1回のみ。
安くて、短期間で、治療効果が高い薬。
今まで治療効果が思うように上がらなくて
長々と治療を継続してきた人にとっては
夢のような薬ではないだろうか。
一つ気になる点は、保険について。
保険点数を上げるために微々たる料金でも
もめたりしていた。
妊婦加算制度について思ったこと。どうしてこれからの若い世代に負担ばっかりかけるかな?しかし、自分の身を守るためにも患者側の勉強も必須。
キムリアが保険の対象になったとして
財政難の日本政府はどうするのだろう。
どれくらいの予算を見込んでいる?
それでなくても、厚労省は病院全体を
締め付けて経営を苦しくしてるのに。
実際に、どれくらいの人数が申請するか
興味のあるところです。
最大で年250人となっていますが。
もちろん無駄遣い無く患者さんに有効に
使われるのであれば問題ない。
治療期間が短くなることによっての
メリットが証明されればグッド!
税金を払っている者として
これからの動向をチェックしていきたい。
治療に不安な人は、製造販売している
会社がO&Aを解説している。
ノバルティス ファーマ株式会社(本社スイス)
http://product.novartis.co.jp/kym/medicaltool2/