神田屋
世界遺産である白川郷はすばらしい!
昔の古き良き懐かしい時代に
タイムスリップさせてくれる。
当時の生活にも思いを馳せてしまう。
懐かしい風景に見えるのは合掌造りである
かやぶき屋根の建物があるから。
神田屋は、そんな古い作りの家屋により
当時の生活を再現した建物である。
部屋に入る前の玄関先からキャンプ場で
嗅ぎ慣れた煙の匂いがする。
屋内に入ると囲炉裏がある。
これが煙の匂いの正体。
囲炉裏が部屋にあるだけで、
なんと風情のある事か!
囲炉裏を囲んで仲間内でワイワイと
食卓を囲んでみたい。
白川郷では囲炉裏を楽しめる宿泊施設も
あるらしい。
囲炉裏のある部屋では神田屋のご先祖様が
生活の生業としていた秘密の仕事について
予想された新聞記事が掲示されている。
合掌家屋は「火薬工場」
なんと夢膨らむ記事であろうか。
ひっそりと受け継がれていた仕事の紹介。
家の地下では火薬の原料となる焔硝土が
掘り出されていたらしい。
この辺は家族内でも秘密にしていたのか
末代へはうまく伝わっていないようだ。
囲炉裏のある部屋だけでお腹いっぱいに
なりそうだが次の部屋の紹介。
仏壇があるので仏間?
畳に座ってくつろげる。
居間?
テレビで白川郷を紹介しているので
リラックスして見ることができる。
階段で上まで登ってみると立入禁止区域。
昔はこのエリアで蚕を飼っていたところ。
向こう側からも登ってこちら側を見える。
のぞき窓から外の風景を眺められる。
他の家を見下ろせるくらいの高さ。
神田屋家屋の大きさが分かる。
見たことのない展示品が多くあるが
ほとんどが蚕から作られる糸関連の機械。
こちらは荒縄製造機。
お酒も造っていた。
白川郷はきれいな水が豊富。
なので普通に家庭でお酒も作っていた?
荒縄から生活に必要な衣類なども作成。
日常品はほとんどが手作りで生活で必要な
道具などは自分たちで賄っていたよう。
囲炉裏の道具。
囲炉裏で居心地良く過ごすには必須。
山に囲まれた白川郷では木材を扱う土地。
必然的に木を加工する道具も増えていく。
藁葺き屋根のメンテナンス道具。
建物内の情緒を守りながらも火災報知器が
こっそり設置されてて防災への注意も完璧!
昔の重さを量る道具が大きく仰々しい。
建物内を一通りグルっと回って来て
最初の囲炉裏部屋へ。
最初は気づかなかったがよく見たら
天井からぶら下がっている物がある。
囲炉裏の道具を紹介していたエリアで
ぶら下がっている道具についても
漫画絵で紹介されていた。
天井からぶら下がっているのは火棚という。
上に上がる温かい空気を下へ押し止める
役割があったりするそうです。
ちなみに白川郷では火棚のことを
火天(ひあま)と呼んでるそう。
有料施設ですが昔の生活にタイムスリップ
できるので神田屋見学はすごく満足。
料金を払っても見学する価値アリ。
神田屋
住所:岐阜県大野郡白川村荻町796
営業時間:10:00 ~ 16:00
定休日:毎週水曜日
入場料:大人 400円、小人 200円
TEL:05769-6-1072
HP:https://kandahouse.web.fc2.com/
駐車場:白川郷入り口にあり
旅行は楽しい。
一生の思い出になるでしょう。