今現在、中国の経済的勢いは強い！
日本に観光で来る中国人の数をみれば
誰もが感じるであろう。
数年前までは、日本に観光で来ても
お金をおとしてくれるので、観光地を
含めありがたかった。
電化製品を購入したり、食品をたくさん
買い込んだりと、いわゆる「爆買い」を
する中国人多数。
商品を購入してくれるので
日本としてはありがたかった。
しかし、昨今、商品以外のものも
買われるようになってしまった。
日本の土地もその一つ。
土地を購入すると、賃貸マンションなど
建物を建てて家賃を徴収できる。
川があるところなら、水も好きにできる。
水道料金自由化に向けて、イニシアチブ
を日本人でなく中国人が握る可能性も
あったりして末恐ろしい。
京都でも、実際に観光客向けに、
格安の宿泊施設を建てたりしている。
中国人が京都でレンタル着物などを
手掛けていたりして、日本にあまり
お金が落ちなくなっている。
日本に来た中国人を、日本にいる中国人
が、サービスするビジネスが展開されている
形になっている。
結果的に、
日本は場所を提供しているだけ
になりかけている。
中国のビジネスマンはタフ。
そんなお金持ちがたくさん出てきた
中国ですが、どうやって富裕層ができて
増えていったのか不思議。
それをひもとくヒントとして本書を
手に取ってみた。
【中古】 香港に住む大富豪41の教え これからのビジネスと人生が変わる / 大塚純 / かんき出版 [単行本]【ネコポス発送】
中国の富裕層の事は、中国の富裕層に
聞けば分かること。
ここでは、ビジネスで財をなした
お金持ちから話を聴いています。
富裕層の中国人も、最初から日本に
投資していたわけではない。
まずは、中国国内を起点にして
ビジネスで成功していった。
では、中国で成功するにはどうしたら
良いか教えてほしい。
せめて、ヒントだけでも欲しい。
本書で痛感したのは、中国人は
徹底的な個人主義&現実主義。
変な理想は掲げない。
悩んでいる暇があるなら、即行動。
これって、日本のビジネス書でよく見る
仕事ができるビジネスマンと同じ。
しかし、個人主義でも華僑などの
ネットワークも持っていたりする。
ある意味最強。
そして、社会主義としての国として
長い歴史のある中国。
社会主義の国なので、国の管轄力が
日本では考えられないほど強い。
国、つまり政府の事について、
しっかり理解する必要がある。
他にも中国は、国としての歴史が長く、
日本も強く影響されているほど。
ビジネスにおいて、日本の歴史とは違う
深い中国の歴史を学ぶ必要がある。
さらに、広大な土地のある中国に対して
いろんな角度から中国という国を理解
しないといけない。
では、具体的にはどうしたら良いか？
それは本書に譲るとして、これからは
中国の経済成長を無視できない。
株をしている人なら特にそう。
今でも、中国国内は貧富の差が激しく
政治的に不安定なので、そういった
意味でも注意が必要。
本書は、中国だけビジネスを成功させる
方法が書かれています。
しかし、それだけでなくビジネス全般を
成功させるための基本も書かれている。
何より大富豪の経験や考えを学ぶのに
良い指針となる本。
