京都に「島原大門(しまばらおおもん)」
というところがあります。
昔の遊女街。
最近まで知らなかったのですが、京都で
女性と遊ぶところは「祇園」しか無いと
思っていました。
昔は京都でも女性と遊ぶ、しかも大人の
遊び場所「遊女街」があったのですね。
しかも幕府公認。
かの新撰組の隊士達も通った場所との事。
やっぱり今も昔も男の楽園。(笑)
そんなこんなで行って来ました。
場所的には近くの「中央卸売市場」や
梅小路の「京都鉄道博物館」が有名。
「京都鉄道博物館」に行った時の記事。
リニューアルした「京都鉄道博物館」に 行ってきました。（京都駅～梅小路公園～プロムナード）
ひっそりと地味なところにあります。
その割には車の往来が結構激しい。
石碑に島原について記述されています。
島原は歴史ある場所で正式地名は
「西新屋敷(にししんやしき)」
栄華を極めた「西新屋敷」も明治以降
以下の三ヶ所しか現存していない。
- 揚屋の「角屋」(今の料亭にあたる店)
- 置屋の「輪違屋」(太夫や芸妓派遣の店)
- 島原入り口の「大門」
まずは島原大門（しまばらおおもん）
道の名前にもなっています。
手前には柳の木とたくさん積まれた
桶(おけ)が目に入ります。
火事があってもすぐに消火できるように
設置されていたそうです。
輪違屋
屋根の瓦に「高島屋マーク」が着いてると
思ったらただの高橋さんのマークらしい。
歌舞練場跡記念碑
今は「島原老人デイサービスセンター」
角屋の角です。
すぐ近くに太夫のお茶会のポスターが。
つい先日に行われたようです。
あえて矢印のない右側の道を進むと
角屋の重要文化財指定の看板。
突き当たりには「東鴻臚館址」
昔の政府の接待場所だったらしい。
昔といっても平安時代なのでかなり昔。
先ほどの角地に戻ると角屋についての
立て札と石碑があります。
見事な造りの角屋。
今は「角屋もてなしの文化美術館」
「島原七つの文芸碑めぐり」のポスター。
美術館入り口
新撰組の刀傷があるらしい。
一説には新撰組局長の芹沢鴨が酔って
暴れて付けた刀傷があるらしい。
ただの酔っ払いが暴れてつけた傷なのに
何が観光の目玉になるか分からない。
もどって「東鴻臚館址」の場所から北へ
向かうと「島原住吉神社」があります。
隣に「島原西門碑」がありどうやらここに
島原の西門があった模様。
「輪禍に見舞われ」とあり調べてみると
どうやらトラックが突っ込んで破壊。
今は石碑以外無くなってしまった。
隣が中央卸売市場なので、トラックなど
大型の車が走っていたんでしょう。
近くにはこんな特殊車両がありますし。
神社の中はこんな感じ。
島原は歩いてみるとそんなに
広いエリアではないのが感じられます。
今度は美術館に行ってみようかな。
島原大門
住所
京都府京都市下京区西新屋敷上之町
角屋もてなしの文化美術館
住所
京都府京都市下京区西新屋敷揚屋町
公開期間
- 3月15日～7月18日
- 9月15日～12月15日
開館時間 午前10時～午後4時
休館日 月曜日(月曜祝日の場合翌日)
入場料(1階)
- 一般(大学生を含む) 1000円
- 中・高校生 800円
- 小学生 500円
＊2階ご希望の場合、要予約、別途800円