京都には御土居というものがあります。
説明板によると
御土居とは
天下統一を成し遂げた豊臣秀吉が
京都の都市改造の一環として作られた。
外的に備えて作られた防塁と鴨川の氾濫に
そなえて作られた堤防としての役割があり
広範囲に作られた土塁。
御土居を中心に洛中、洛外と分けられた。
差別でも使われたのはこの辺からかな?
まるで古墳のような出で立ちだったので
てっきり誰かのお墓かと思っていた。
このお墓のようなものが広範囲に作られた
土塁のごく一部だと紹介されている。
実は以前にサイクリングがてら
鷹峯を目指して走った時に偶然見つけた。
- 京見峠を目指してママチャリでサイクリング。というかほとんどハイキングでした。(笑)一昔前の京都をイメージしながら森林浴も楽しめる。
- 「山の家はせがわ」文字通り山の中にある隠れ家的レストラン。10匹ほどの猫が住まう猫カフェでもあり森林浴をしながら癒されるお店。
史跡 御土居鷹峯(北)とある。
じゃあ南もあるのか?
こんな大きなものが広範囲にあるのか?
御土居の近辺はどうなっているのか?
説明では全部で9ヶ所ほど現存するらしい。
ならば全部まわって見てみたい。
御土居鷹峯(北)を1番としてまわってみる。
以下番号順に住所が書いてある。
1、北区鷹ヶ峯旧土居町2
2、北区鷹ヶ峯旧土居町3
3、北区紫野西土居町
4、北区平野鳥居前町
5、上京区北野馬喰超(町では?)
6、中京区西ノ京原町
7、上京区寺町広小路上る北之辺町
8、北区紫竹上長目町・堀川町
9、北区大宮土居町
各地名が書かれているので
これを手がかりに行ってみる。
まずは1の御土居鷹峯(北)。
今の住所は違うが鷹ヶ峯旧土居町と
地名の中に「土居」の文字が入っている。
御土居がいかに重要視されていたのかが
よく分かる。
御土居手前にはちょっとした広場がある。
広さ的には車が停まれそうですが
立入禁止用のU字ポールがあるので
車で中に入ることはできない。
奥には御土居の説明板がある。
たぶん、関係者が利用するための広場。
フェンスを越えてかなり高いものなので
かなり大きく高いものだったと分かる。
隣のアパートと比べると大きさが分かる。
何も知らない人が見たら、古墳のような
お墓や、ただの土盛りと間違えそう。
御土居は知る人ぞ知るものなので
それほど人通りのある場所とも思えない
地域なのに御土居の周りにお店がある。
アップルフード北店
コロッケが美味しそう。
光悦堂
まんじゅうなどお菓子を販売している。
御土居からさらに山手の方には、書道、
芸術、陶芸家として有名な本阿弥 光悦が
作ったとされる光悦村があった地域。
その本阿弥 光悦から名前をいただいたと
思われるお店の名前。
史跡 御土居鷹峯(北)
住所:京都府京都市北区鷹峯旧土居町2−22